遅まきながら、
ps4版「バリアント ハート ザ グレイト ウォー」をクリアしましたので、
感想を書き残します。
本作は2014年7月に配信されたゲームで、
開発はアサクリ等で有名な「ユービーアイ」です。
第一次世界大戦をモチーフとしていますが、
絵柄はコミカルな2Dアクションパズルゲームです。
ダウンロード販売のみで、価格も1500円とお手頃なので、
個人的に是非オススメしたい作品です。
以下感想を。
ネタバレはありません。
【目次】
良いところ
言葉がなくても伝わる物悲しいストーリー
本作は第一次世界大戦がモチーフなので、
基本的にストーリも重いものになります。
また、主人公は前線で戦う兵士や看護師であり、
上官の指示に振り回されたり、特攻させられたり、
仲間が全滅したり、捕虜となったりします。
本作には5人(正確には4人と1匹)のプレイアブルキャラがいますが、
その他NPCを含め、誰一人はっきりとは喋りません。
吹き出しでイラストが出てくるぐらいで、あとはナレーション主体で進行します。
ですが、戦争の悲惨さ、無意味さがひしひしと伝わる作品となっています。
人を選ぶとは思いますが、
個人的にストーリは好みでした。
また、はっきりと喋らないことで、よりキャラへの感情移入ができたので
良い点だと思います。
コミカルな絵柄
リアルかつ悲しいストーリーではあるんですが、
コミカルな絵柄で描かれているため、悲惨さを幾分か和らげてくれています。
これも人を選ぶとは思いますが、
最近のFPSのような、あまりにリアルタッチだと気が滅入ってしまうと思います。
ほどよい難易度のパズル要素
本作は多少のアクション要素はありますが、
基本的にはパズルをこなして先に進んでいく構成です。
パズルの難易度はほどよく簡単で、ストーリー進行の妨げにはなりませんでした。
私は使いませんでしたが、
ヒント機能もあるので、そちらを使えばストレスなく進めると思います。
収集アイテムの豊富さと史実の説明書き
収集アイテムは各チャプター20〜30個程度で、豊富と言えると思います。
それぞれに対して丁寧な説明書きがあり、非常に勉強にもなりました。
このあたりは流石UBIさんと言ったところでしょうか。
ちなみに収集物のなかにある手紙は、実際の兵士の手紙だったりするそうです。
気になるところ
ハッピーな気分にはなれない
題材が題材なので、ハッピーエンドはありません。
各チャプター、各ステージをクリアするごとに、
モヤッとした結末を迎えます。
私は好みですが、苦手な方もいると思います。
✕ボタンで決定
これも気になる方はいますよね。
洋ゲーにありがちな✕ボタンで決定する方式。
設定で変更できないので、慣れるしかありません。
洋ゲーを好む人には特に問題はないと思います。
まとめ
題材や絵柄で避けてしまうのは勿体無い傑作だと思います。
iOSやSwitchでも発売しているので、ぜひオススメしたい作品です。
それでは。